ほぼ黒ワンピース生活

ほぼ毎日黒のワンピースを着ています。考えたことなどあれこれと。

今今はこれでよし

改めて今の自分の働き方が好みである、という話し。

 

6s-adviser.hatenadiary.jp

 

4歳の次女が久々に体調を崩した。あらあらまぁまぁ、という気持ちで粛々と看護していた。

しかしこれ、次女が1歳のときは仕事先の各所に謝って謝って謝って、調整して調整して調整して、病児保育に問い合わせて問い合わせてやっと枠をおさえて、病児保育に預ける用の準備をして書類を書いていつもより遠い病児保育室になだれ込んで、とあわただしさの極みだった。

それが今や「あらあらまぁまぁ」で済んでいる。

 

途中コロナ禍もあり、社会情勢もずいぶん変わったところだと思う。

私自身も主体性なき不本意フリーランスからちゃんとしたフリーランスに変わっていった。

かつては「夫が仕事で忙しいだの休めないだの育休取らないだの育児にコミットしないので、でも子どもの面倒はみなきゃいけませんししっかり育てたいですし、ここは私が涙を飲んで仕事を諦めざるをえないですよね」と泣き濡れていたものだけど、そのあたりのよどんだ感情も子どもたちと取引先さまたちに洗い流してもらえたように思う。

 

あのとき手離した正社員というステータスは、もう私の手に戻ってこないだろうけれども、今やフリーランスでやっていけるだけの環境は固まった。だから悔いはない。

ワークスペースを組み立てて、業務フローを整備して、営業は思うほど頑張れていないけど取引先も増えた。ぼちぼちで良いから細々とでも続けよう、そう思ってもう6年が経った。莫大な借金を抱えるでもなし、税金に泣くこともなし。これでいいんだ。開業当初の不安はもうない。

 

という感じに「フリーランスで幸せになれました」の事例の一つです。

 

働き方に悩む人たちに「フリーランスええで!!」と喧伝して回る意図はなくて、「そういう人もいるんだよ」の例でしかないです。フリーランスにはフリーランスのしんどさがあるから一概におすすめできるものでもなし。

(例えば業務用パソコンの購入や月額制サービスの導入など、相談できる人がいなくてつらい)

何より夫の安定収入があるから外に働きに出る必要性が薄いというのもある。一方で彼も彼で私が家にいることで落ち着いて仕事ができるのだし、その辺りは家族全体のバランスをとってのこと。

 

中にはフリーランスでお勤め先のあるパートナーさんより稼ぎ出している人もいるし、フリーランスと言うても非課税事業者/課税事業者と幅広いものです。

 

いろんな働き方がある。

その中で、家族や自分の「ちょうどよいところ」が見つかるといい。

 

さて私はどうか。

 

今今はこれでよし。

炊飯器の前でそうひとりごち、炊けたおかゆをよそって盆にのせ、次女が休む部屋に運び込んだ日のつぶやき