緊急事態宣言が解除されてはや2週間、やっと「振り返り」ができる余裕が出てきました
育児と仕事の汽水域
夫は在宅勤務と自宅保育とがまじりあう非日常、さながら真水と海水が混じる汽水域を生き抜いたんではないかな、と振り返って思います。
「あーそれね。仕様書みてもらうしかないよね。伝達頼むね」
— 0510たかえ🍚玄米を食い編み物をする (@tk_e) June 11, 2020
「おとーさんおとーさん」
「そうそう、ちょっと下手に出ないとしんどいから。はいはい子あざらしちゃんなーに?」
「はい、ぴれぜんと」
「わぁありがとう。んじゃ、連絡だけ頼むね。あとで俺からもメール出しとくから」
すごく器用だな
どっちが真水でどっちが海水とも例えがたいのですけど、
今までは、子どもたちを保育園に送り届けて駅に向かい、電車に揺られバスに揺られ、オフィスに入って仕事をし、たまに出張、たまに海外、電車に揺られバスに揺られ、帰り着いたら家に子どもたちがいる。にぎやか。といった日々でした。
真水と海水を行き来するのに「通勤」という明確な区分けがあった。
それが在宅勤務になり、更には保育園も休園になり、子どもたちの自宅保育も並行するとなると、その区分けである「通勤」もなくて、育児しながら仕事もする、そんな汽水域が生じることになるのです。
子どものケアは常時発生するし、仕事の電話だって常時発生するし「これからweb会議だから」と書斎のドアを閉めても子どもたちは容赦なく「おとうさーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!」とドアをたたきまくるのでした。
子どもたちが1歳と4歳(緊急事態宣言発出中に2歳と5歳になりました)の、普段でも賑やかな暮らしの中、仕事というシビアの極みも家でこなさねばならない状況に混乱は強かったと思います。けども仕事は漏れることなく進んでいる模様。タフだね。
読んでてよかった本
この事態を経験するうち、以前読んだ ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉 を思い出すシーンが多かったんです。
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
テレワークが当たり前になり物理的な距離がなくなり、労働時間が長くとれる代わりに細かい仕事がワサワサ増え、瞬時の判断がより必要になり、
生身のコミュニケーションがなくなるがゆえにオンラインでのコミュニケーションを過度に求めてしまい、
全部 ワーク・シフト でみたことあるやつだ!と進研ゼミの紹介パンフみたいになってます。
現況は一体なんなんだ、と思う方は是非ご一読を。
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落ちのない振り返りになってしまいましたが、日常って言うのはこういうものでしたね。わすれてたけど。