ほぼ黒ワンピース生活

ほぼ毎日黒のワンピースを着ています。考えたことなどあれこれと。

新型コロナ/COVID-19;もしもの時の、子どもとの暮らし

 はてなブックマークの方で経過を見守っているケースがこちら;

「たまむすび」リスナーの皆様へ~赤江珠緒さんから病状などの報告(4/29現在)

両親とも感染したときに子どもをどうするか、どうやっても思考停止してしまうので実例として貴重。御夫君の回復で育児をバトンタッチ出来たのは不幸中の幸いか。赤江さん、回復されますように。

2020/04/29 22:53

TBSアナウンサーの赤江さん、お子さん2歳とのことで、私と同じ育児期家庭の方です。

PCR検査の結果は両親とも陽性で、お子さんは陰性と。そして赤江さんのパートナーは入院加療となっており、赤江さんは陽性症状も出る中での2歳児ワンオペ育児。

 

考えるだけで大変な状況が目に浮かびます。

どうかCOVID-19感染者の方がたが早期に回復されますよう、医療者の皆さんが安全に看護と治療に当たられますよう、願うのみでSTAY HOMEに努める日々です。

 

思考停止してしまう

さて、親が共倒れ(両親ともPCR検査陽性+肺炎症状あり)となった場合、我が家には2児がいるわけで、この子達はどうなるのか。というか私は、どういう選択をすればいいのか。

これは、いつ考え出しても、どう考えても、夫と二人で考えても、

「しっかり考えておかないとね」

 

と、思考停止してしまう。

 

思考停止してしまう思考力のなさが憎い。もっと思考力を鍛えれば良かったんだ、そうは思っても今は有事。

いくつかのケースを考える。

 

1. 九州在住の祖父母に預ける

 →子供を連れての移動はどうするのか?両親とも陽性者であるから市中感染源となってしまう。無理。

 

2. 九州在住の祖父母に来てもらう

 →双方とも重症化率の高い年代ゆえ、感染拡大地域に来させるのは祖父母の感染リスクを高めることになる。無理。

 

3. 24時間シッティング

 →陽性患者の出た家庭に入ってくれるシッターさんが複数いるか?また、費用がえげつないことになる見込み。無理。

 

4. 乳児院・児童福祉施設

 →陽性患者の出た家庭の子を預け入れることができるのか?乳児院での集団感染事例もあった。無理。

 

5. 友人知人

 →陽性患者の出た家庭の子を(以下略)無理。

 

はいはい!もーーー5パターン考えても無理ーーーー全部無理ーーーー!!

ロジカルシンキングもフレームワーク思考もPDCAもなーんもかーーーんも効かない!

 

誰かこの命題解いて!!頼む!!知識を備えて安心したいんだ頼む!!!

 

と、考えても考えても解決策は見いだせず、発狂しかねない。

ゆえに人は思考を止めてしまうんだろう。

 

 

そんな中で、上掲の赤江さんの感染報告と途中経過報告は非常に貴重な報告であり、つぶさに拾っていくべき情報だと思っている。

肺炎症状に苦しんでおられ、かつ子どもの健康と安全・安心を守るのに必死なご家族から情報を頂くことに罪悪感を覚える。

しかし、ただひたすらに回復に努めるのみにして、こうして視聴者に状況を発信しなくたっていいのに、赤江さんは状況に応じて、都度、発信してくださっている。

それならば、その情報をつぶさに拾っていく。大事に拾っていく。

それも私のやるべきことではないか。

 

情報収集疲れを起こすときもある。

ニュースはスマートスピーカーに定時に読み上げさせるものだけ。COVID-19情報ははてなブックマークからだけ。テレビは見なくなった(単純に子どもたちの相手で忙しく、テレビを眺める時間もない)。ツイッターでつぶやくことは長期間にわたる自宅保育をいかに健康に安全にほほえましく過ごすか、ということだけ。

緊急事態宣言発出以降は、テレビもちゃんと見ていた。首相の記者会見もつぶさに見た。

そしてこの国の曖昧さに嫌気がさした。情報収集疲れの始まり。以後は黒い気持ちで「次の国政選挙、絶対に落としてやる」と奥歯を噛み締めるようになった。

全体像についてはもう追い続けられない。

ただ毎日、どう生きるか、子どもたちとどう生きるか、そこに目を向けるようになった。

 

そういったわけで、情報収集疲れを起こしてはいても、子どもたちが絡む場合にどうすべきか、何をすべきかということについては備えておかねばならない。なのでそのあたりについては情報をかき集めてつぶさに拾っていく。

 

ないはずの未来も見えてきてそれだけで疲れがたまる。

夫や子どもが肺炎に苦しむ姿も、ふと思い浮かんでつらい。

自分がもし、そうなったとしたら。それもつらい。

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つらいけれども考え続けなければならない。思考を放棄してはならない。

 

COVID-19、とんでもない世界を作り上げたな。