まだまだコロナ禍が終わりません。2021年の8月も終わろうとしている。
「危機的状況」が続き、緊急事態宣言発出地域は増えていき、
病床ひっ迫の黒塗りが増えていき、
COVID-19 Japan - 新型コロナウイルス対策ダッシュボード #StopCOVID19JP
悲しいニュースばかり聞こえてくる。
受け入れ不能事例が続く。
東京都内 親子3人全員が感染し自宅療養中 40代母親が死亡 | 新型コロナウイルス | NHKニュース
つらすぎる。子どももまだ小さいのだろうに。無念を思う。
2021/08/18 14:05
自宅療養の妊婦 受け入れ先見つからず出産 赤ちゃん死亡|NHK 首都圏のニュース
居た堪れないどころでなく怒りを覚える。今新しい命を宿している女性にも、そのパートナーにも早急のワクチン接種を。医療機関の受け入れ不能事例をこれ以上増やしてはいけない
2021/08/19 09:28
40代30代の女性が死んでいく。私は30代で、来年には40代で、子どももいて、かつては妊婦でもあった。他人事ではない。
まだ子どもも小さいだろうに、その成長に寄り添えないまま病に苦しみ亡くなって、おなかの中の命を守りたくて救急車を呼んだのに、受け入れ不能が続き時間ばかりが過ぎて、生まれたばかりの命が失われたこと。いかばかりの無念か。
コロナが無ければ、と思う。
おはよう、おはよう。朝ご飯いただきます、めしあがれ。行ってらっしゃい、いってきます。ただいま、おかえり。手を洗ってからおやつにしようね。
おやすみ、おやすみ。
そんないつもの声が聞こえてくる日常が、今日も明日も続くはずだったんだ。
コロナが無ければ。
明日も子どもたちにおはよう、を言えるんだった。
亡くなった方たちの無念を思うに、かける言葉もない。
自治体からのワクチン接種券を待つ間に夫の海外長期出張の話しが出ては消え、出ては消え、もし海外に行くのだったら、一人で子どもたちを守らねばならない。もしその間に私が感染したら、発症したら、入院することになったら。とにかく「もしも」のその先がとても恐ろしかった。
自分一人でも子どもたちを守りたい。守り抜きたい。そのためには徹底して感染予防策を取るしかない。安心材料の一つにワクチンがあった。幸い、私は基礎疾患あり群で早めにワクチン接種を完了出来た。
接種を急いだ理由の大部分は「一人で子どもたちを守らねばならない」ということ。
自分がしにたくないからではなかった。家族の為に、子どもの為にこの状況を生き抜きたかった。私が守りたいのは、子どもたちだった。
夫は何を守りたくて、少し息苦しいKF94マスクをつけて通勤し、飲みにもいかず、在宅勤務も活用しながら日々を過ごしているのだろう。同じ家にいるのに「かかりたくないよね」程度の話ししかできていない。
他のおうちの保護者さんたちはどうなんだろう。
家の前をたばこ吸いながら歩いて行ったあの人は、何か守りたいものはあるのだろうか。河原で歌い踊っていたあの人たちは、どうなんだろう。
他の人のことは分からないけど、私が守りたいのは自分じゃなくて子どもたち。
子どもたちを守り抜くため、今日も感染予防に勤しむのみ。
はやく「そんな日もあったね」って笑いたい。
早くみんなに会いたい。