ほぼ黒ワンピース生活

ほぼ毎日黒のワンピースを着ています。考えたことなどあれこれと。

子連れ旅行Tips* 2018夏〜ANAで往復・国内旅行

2018年のお盆休みは夫の実家の宮崎県へ。0歳3歳子連れ飛行機です。
6s-adviser.hatenadiary.jp

子連れの飛行機、いくら航空会社が万全のサポートとサービスをしてくれるといっても厳しいものがあります。

子連れ飛行機旅

2015年に里帰り出産をして、子が生後2ヶ月のときにさいたまに帰りまして、長女はそのときに飛行機デビューでした。
その月齢だと飲んでは寝てのねんね期ですので、「なーんだ子連れ飛行機って楽じゃん」と余裕ぶちかまし。しかし子どもの身体が大きくなり、動き出して以降がまたしんどいのです。大量の冷や汗と全身を強張らせる疲労感、泣く子、周囲に謝り倒す自分、優しいお心遣いに涙する親子、、どれもこれも、今や思い出となりました。

ココが辛い

個人的にココが辛いと思うことは、持ち物の多さと、何より子どもが何をしでかすか、という大人の制御の範囲外の事態が多いことです。

持ち物が多い

持ち物は最低限でも

  • 子どものおむつ・おしりふき
  • 子どもの着替え
  • 子どもの飲み物・食べ物(授乳ケープ、哺乳瓶、粉ミルク、白湯…)
  • 子どものおもちゃ
  • 自分の貴重品

となりまして、「何この『子どもの』グッズの多さ…!」と思いますね。。
お土産なんて持つ余裕なしです。先に買っておいて現地に送ってしまいましょう。

子どもは制御が効かない

そして何より、子どもは大人の制御が効かない存在であること。
何歳であろうと確たる個人なわけですから、その子の個性や感性を尊重したいと思いはしますが、社会一般としては「親がちゃんとしつけて言うことを聞かせろ」となっております。しかしながら、子どもは気圧の変化とそれに伴う体調の変化も未経験である未成熟な存在であるのも事実。子どもに限った話でもありませんが、離着陸時の轟音が苦手な子もいるでしょうし、不特定多数の人ががやがやと過ごす状況に落ち着いていられる子どもも少ないでしょう。そしてちょっとでも子どもが騒げば親に向けられる白い目。あぁ考えただけでも恐ろしい。

辛さ解消の手段

そういったわけで、それらの辛さを解消するために創意工夫を重ねるわけです。
私が2015年の長女0歳のときには2ちゃんねる(当時)の育児板のスレッドを参照して様々の準備を重ね、これは良かった、これはだめだった、と実践を積んでいきました。少なからぬ努力がございますので、子連れの飛行機移動に不安をお持ちのご家庭に少しでも参考になればとタイプする次第です。

持ち物を厳選

言わずもがな、まずは身軽に動けるように持ち物を厳選することです。3歳0歳を連れての今回のフライトでの、ベビーバッグ(いわゆるマザーズバッグ)はこんな感じです。

ニトリのベジバッグの黒、サイズはLです。内外に多数配されたポケットが購入動機。外側には自分と子のぶんのペットボトルやエコバッグを入れ、中のポケットにはウェットティッシュやハンドジェルを入れておきます。スナップ部分には洗濯ばさみをスタンバイ。
全部出すとこんな感じです。

0歳の着替え、3歳の着替え、0歳のおむつ、それぞれポーチに分けて詰めておきます。
シンプルにしたいのも山々なのですが、夫やサポートしてくれる方に「0歳の着替えを取って」と言ってもすぐには通じないもので、「緑のポーチを取って」と色柄を伝えてわかってもらえるように、子どものものは色柄を伝えやすいもので揃えています。
(こどもちゃれんじのプレゼント品で頂けるものをCtoCサイトでぽちぽちと買い集め、長女の分はストライプ、次女の分はフルーツ柄、と2組ずつ揃えています)

便利品を駆使する

ワタシ的な便利品は「洗濯ばさみ」と「たためるS字フック」です。
www.muji.net
子どもは身体が小さいので、座席に座るにも靴を脱がせますし、そしてその靴は床においておくと転がっていったり、いざ履かせる際に手を伸ばして取らねばなりません。そういったときにS字フックや洗濯ばさみでシートポケットあたりに下げておけば、すぐに手に取れて快適です。洗濯ばさみとS字フック自体も子どものおもちゃになりますし、全力でおすすめするものです。自分の貴重品を入れたボディバッグにたたんでくっつけています。
機内での使用ではないですが、使ってみるとこんな感じです。

搭乗前に放電

これはお子様のタイプにもよりますが、空港内のキッズスペースで子どもをしっかり遊ばせて「放電」させておくと、機内では着席即寝るといった大変静かな状況が得られるというワザもあります。

これは離陸時間を考えて空港入りし、チェックインを済ませて保安検査をパスし搭乗口近くのキッズスペースに放流するタイムマネジメントが必要です。
今回は離陸時間が約一時間遅れたので奏功しましたが、朝早めの便だと順繰りに空港入りの時間も早める必要があるので、常に有効な手段とは言えないです。

機内での過ごし方

機内では他のお客様にイラつかれないように、音の出ないおもちゃを選んでいます。
こちらは3歳長女に背負わせたリュックの中身。

小さいしかけ絵本(プーさんのもの)はコンビニでせがまれて購入したものです、年齢に見合わないのでは、と思ったものですが、移動のときはお役立ち。とんとんとん、とドアをノックするのが楽しいらしく、何度でも楽しんでくれます。あとはkodomoe付録の絵本、カードゲーム、ハッピーセットのおもちゃ。

あとはiPad miniのPrime Videoアプリに容量いっぱいまでお気に入りのチャンネルをDLしておきました。あの手この手で飽きないように努めた甲斐もあり、お菓子を与えずとも乗り切れました。
2歳の頃はこれでもかというくらいおやつを持っていき、とにかく飲ませたり食べさせたりしたものです。
これも成長の為せる技と思いはしますが、日頃から子どもとよく触れ合い、何に興味関心があるのかしっかり観察しておくことかな、と思います。

機内サービス

いつもANAを利用しておりますが、毎回の搭乗前にはこちらをチェック。
www.ana.co.jp
ANAオリジナルおもちゃは往路復路ともにいただけることもあり、ありがたいことに我が家にはたくさんのふうせん型飛行機がございます。

上記サイトに記載のない、実際に搭乗して知ったことをふたつ。

ミルクは「容器と粉ミルク」の用意があれば、機内でCAさんに調乳してもらえます。
我が家の0歳は母乳栄養なのでミルクは持ち合わせていないのですが、機内で見られるパンフにその旨の記載があり、周囲のお子様連れのご家庭でミルクの調製をCAさんに依頼してらっしゃるところがちらほらありました。白湯を持ち歩くのも大変ですし、空港の授乳室には適温で清潔なお湯が出る蛇口もあります。空港設備とサービスがありますので、お湯を持ち歩く必要がないのは助かりますね。

機内サービスのドリンクはストローとフタとをつけてくださいます。
子どものぶんは言わずもがな、申し出れば親のドリンクにもストローをつけてくれます。ストローがあればコップをあおらずとも飲み物が飲めるので、子どもを抱っこで体勢が思うように取れなくても水分を取ることができます。なお、ホットのドリンクは安全上の観点から提供してもらえません。こぼしちゃったら大変ですもんね。

搭乗後も快適に!

チェックインカウンターで「到着後の空港でベビーカーを予約」しておくことができます。
特に羽田はデッキから出口までの距離がかなりあるので、抱っこでの移動は少し辛い。予約といっても空港にあるバギーに予約者の名前を書いたプレートを下げて置いてもらえるだけですが、レンタルバギーはどこにあるかも分からず先に取られてしまう可能性もあるので、予約しくと安心です。今回は夫にチェックインを頼んでおり、同時にバギーの予約も頼んだんですが案の定の「忘れてたw」でして、「なら貴方が0歳ちゃんを抱っこして羽田のデッキから歩いてね」と返したところ、機内でCAさんに連絡して予約をしておいてくれました。


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ここまでしっかり準備や工夫をしていても、人により迷惑の定義は異なるもので、ご迷惑をおかけしてしまうこともあります。その時は真摯にご指摘を受け止めて頭を下げ、子どもにもご迷惑をおかけしたことを詫びる姿勢をみせて、何かしら感じ取ってほしいと考えています。

今回は夫と私の大人が二人、3歳0歳の乳幼児を連れて事故なく往復できました。
9月には3歳0歳を連れて、私一人で福岡行きのフライト予約がございまして、ここに記載した準備・工夫・空港サービスを駆使しつつ、子どもたちと安全な旅をしたいと思います。
さてさてどうなりますか。