「ゆびさきと恋々」がアニメ化され、子どもたちが見ていた。
次にNHK「みんなの手話」を見て、家族のコミュニケーションに簡単な手話も加わった。
そんなある日のことであります。
ゆびさきと恋々、お試しで読むには貴すぎるのでコミックス派にさせていただきます。月に数巻ずつ買い集めています。
そしてNHK「みんなの手話」も4月から新クール。基本から学ぶのにいいタイミングでした。
身近に手話話者はいないにせよ、アニメや番組で見て真似しつつ、指文字も便利なんだよねーとだんだん「手話」が娘たちとの交流手段になってきました。
例えばスタバで、子どもは席で、私はカウンターで商品を待つ間、
「待っててね」「もうすぐだよ」「だいすきー」など子どもにサインを送りますと
「ありがとう」の手話が返ってくるわけです。
良いコミュニケーション手段を得たな~と思います
そしてある日、ハンドメイドの大きなイベントが福岡国際センターであると知り子どもたちと一緒に参加することにしました。
天神からバスを待って、次のバスに乗ろうね、と子どもたちに声を掛けると
「ママ、お隣の人たち手話でお話ししてるよ」
と長女が教えてくれました
へー!と思いお手元を見ると確かに手話。手話のみでコミュニケーションを取っておられる女性たちでした。
パッと目が合ったときに次女が「こんにちは」の手話をして、途端に手話コミュニケーションが始まったわけです
とはいえまだ複雑な文を表現はできないのでスマホのメモアプリでコミュニケーションとする私、、
次女と長女はさささ、と指文字を使って自己紹介をしています
「ろう者なの?」と尋ねられましたが(手話で)健聴者です、と返し
「いま手話を学んでいます。子どもたちの方が上手です」とスマホのメモアプリに入力してお見せしようとすると、「ママ!子どもたちの方消して!」と恥ずかしがる長女。
騒がしい西鉄バスの中で細々と、また、たどたどしくも手話での会話が始まったのでありました。
聞けば福岡県外からのご参加と。
入場待機列でまたお会いしたとき「わくわくするね」の手話を見せてもらい、私たちも同じ手話で返しました。
思いつきで行ったイベントで、たまたま同じバスに乗りあうひとたちと、たまたま学び始めた手話でお話ししたこと。
なんて偶然の重なり合いだろう、感動すらありました。
それまで(私は)流し見していた「みんなの手話」も娘たちに先んじてみるようになりました。
地域の手話コミュニティにも参加してみたいなと。
NHKの手話関連の番組を見て日々表現を身につける毎日です。