1歳次女の、1歳4月次転所が内定しました。別園送迎が終わります。一年間の「きょうだい別園」を通して考えたことを書きます。
きょうだい別園…
「きょうだい別園」のしんどさを体感した私の考えたことはこんな感じです
送迎負担が重い
まず別々の施設に子どもたちを送り届けること。
最初はあんよもしない0歳児が育つにつれ、重くもなり、歩くようにもなり、イヤイヤするようにもなり、ただでさえ1歳児を連れ歩くのは非常に労力のかかることです。別園だと送迎する距離が単純に増えるので、距離が増えれば苦労も増える。距離が増えれば安全を守らねばならない時間も増える。とにかくキツかったです。
そして勤務先がある場合は差し迫る出勤時刻と子どもというアンコンディショナルな存在とのせめぎ合いでありまして、間に合わないかも、という焦りは事故の元。。焦ると余裕がなくなり子どもを急かしたりしてしまいがち。とにかく気持ちの余裕もなくなってしんどいのです。
子ども一人でもそのような焦りは出るわけで、子どもが二人三人となればその苦労は倍どころか乗で増えていくわけでして、ドアtoドアの時間も増えていくのでした。
準備品の違いと量がすごい
これは系列園のため姉妹でほとんど同じものを使えましたけれども、単純に年齢の違いでの準備品の違いも相まって頭おかしくなりそうでした。
何より月曜登園・金曜降園荷物の量ときたら両手で足りぬ!!
例えば、
0歳児:お布団シーツ、バスタオル、ブランケット(ベビーサイズ)、お散歩アウター、帽子
3歳児:バスタオル、ブランケット(ハーフサイズ)、上履き、お散歩アウター、帽子
サブバッグにサブバッグを携え、最悪IKEAのブルーバッグ大にすべてを詰め込み、0歳児をベビーキャリアで自分に括り付け、3歳児の手を引いて駐車場から自宅まで歩くのもつらかっ。
自転車送迎だとなおさらでしょう。お迎えの順序はあれど、大きい荷物をあちらからこちらへ、小さい子供の手を引きながら。。
行事日程
行事が被ったときはまた別の苦労がありました。
長女の通うA園は駅近型で園庭がなく、全員が集まれるホールもないので、イベントごとは別の施設で行うことが多いです。
一方で次女の通うB園は広々としていて園庭もあり、全員+保護者が集まれるホールもあります。そのため、イベントは基本的にB園で行われますし、長女の通うA園との合同行事もB園で実施されています。
夏祭りはA園とB園で合同で、次女のB園で開かれたから良いものの、迫りくるおゆうぎ会は同日日程で、長女は市の施設で、次女はB園での開催となってしまいました、、
時間もかぶってしまったので、次女のおゆうぎ会は参加できない見込みです。転園するからいいや、、という気持ちの切り分けもしていいのか悪いのか。0歳ながらもしっかりとお友達の縁をつないでいる次女の気持ちを考えると、別園じゃなければな…と思うほかありません。
子どもそれぞれの園に送る人手があれば、送迎などの物理的な負担はマシになりますが、イベントごとは家族で参加したいもの。こればかりは本当にどうしようもない問題です。
「きょうだい別園」で離職した人もいるんやぞ
前に所属していた特許事務所で、0歳4月復職が見込まれていた弁理士の先生が急遽退職されました。きょうだい別園になり、送迎負担が増え通勤が困難になったため、とのこと。
かくいう私もきょうだい別園を理由に転職をしたわけですが、育児休業中に他社からスカウトを受けており、当該スカウト先の就労条件であれば、別園でもやっていける算段が取れていたための転職でした。
このような離職は家庭の事情によるもので、自己都合とはいえ、保育園の受け入れ数が十分であればこのような「きょうだい別園による離職」も生じえないわけです。
復職を望まれるプレーヤーが任意の時期に復職できる状況を達成するためには、保育施設が十分に配置されることを求めるほかありません。
そういったわけで、きょうだい別園を経験したこの1年間を振り返って思うのは、保育施設の供給数が十分であれば、別園だ同園だと問題になることもない、ということです。その一点に尽きます。
この度激戦の1歳4月の保育調整において、無事同園に転所できたのは、朝霞市の保育調整指数において「きょうだいの在所施設のみに転所希望する場合の加点+1」がついたのが大きかったと考えます。
保育課の職員さんからお電話を頂き、2020年度から上記の加点が導入されたと知りました。そのお電話で利用希望施設を7園から1園の単願にしたのでした。
しかし、こういった事務手数の増加ですら、保育施設の供給が十分でないから生じるものなので、とりもなおさず供給増を願うばかりでございます。