私の/夜中の考えごと

働き方や子どもとの暮らし:夜中に考えていることを書いています

東上線で狐を見た話し

電車通勤をしていたときのことを思い出した。

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特にホラーでも何でもない思い出話です。以前東武東上線で狐を見ました。

 

こういうタイプの狐の面を被った男性でして、

そうしげしげと見たからわかるわけではないのですけど、質感的にはプラスチックというよりきちんと木材から削り出されていて、装飾も丁寧にされているような印象でした。まぁ川越祭りも近いしな。舞い手さんなんだろうな、と。

 

思い出した経緯としては、街中を歩いていてぶつかられたり、暴言を吐かれたり、急に怒鳴られたり、舌打ちされたり性的嫌がらせを受けたり肘で押されたり、なんていうかそこらへんの市中暴力ってやつですか、そのあたりやっぱり女性って被害を受けやすいですよね、やる側は相手を選んでますよね、という、TLに乗ってやってきたツイートを読んでのことです。

そうだよな~と共感しつつ、ARとかVRとかが発達して、子どもを連れて外出するときは蝶野正洋みたいなビジュアルになって、目的地に着いたら石原さとみみたいになるシステムって作れないかなぁって思ってます。

けどまぁ市中暴力を受ける受けないに男女は関係なく、ついでに言うと加害側も男女関係ない、というのが自分の認識です。

私自身は低身長なのでまぁターゲットになりやすい属性に入るとは思いますが、いつも手元に分厚い条文集を持ち、眉をしかめてそこに書いてあることを必死に我がものとしようとしていたのでそれが魔除けになったのか、電車通勤は長かったですが目立った被害は受けたことがありません。ただ妊娠中、かつ子ども連れで歩いていたときにぶつかられたのは今も思い出す「被害」です。

「おいコラてめぇわざとぶつかっただろ!!」と言おうと振り返った先に見えたのは、草臥れたスーツ、背中を丸めてこそこそと歩く男性の姿。その姿は、もしかしたら彼も何かの被害者なのかもな、と即座に哀愁の念を引き起こしました。ぶつかってくるのはマジでクソだけど、彼も何かしらのクソな思いをかみ砕けないで苦しいのかもしれない。

どうか彼の家にも、かわいいペットか、しゃべるロボットか、なんでもいいから癒しの存在がいますように。

 

というわけで私も女性だし子連れだしで「相手」として選ばれちゃいがちではありますが、男性が選ばれちゃったシーンに出くわしたこともありますし、男性が受けた性的嫌がらせ、暴力被害も聞いたことがあります。そして加害者も男女問わず見てきました。

 

そういうことから考えるのは「見た目を強くしよう」とか「危険そうな男性には近づかないでおこう、すぐ逃げよう」「むしろ男性を撲滅しよう」とかいう解決策ではなくて、誰しもが精神的に充実して他者に寛容になり、如何なる相手にも敬意を払えれば世の中もっとよくなるだろうに、ということです。

夢物語と分かってはおります。

まぁ自分がそう思うんなら、まずは自分が精神的に充実して他者に寛容になり、如何なる相手にも敬意を払うこと、これを意識し実践するのみです。

もう身長も伸びないだろうし、ヒールは歩くのしんどいし、筋トレしたところで結局身長は低いんだし、タトゥーも趣味ではない。常に屈強なプロレスラー男性を侍らせられる人的魅力と財力が欲しいとは思う。

さりとて達成しがたいそれらは置いておいて、意識して実践すること。その姿勢を子どもたちに見せること。

 

世の中急には変わらないから、それぞれ個人でできる対策がなされているようで、その対策のひとつが「狐の面を被って電車に乗る」ことである、という男性がいてもおかしくはないんです。いやおかしいけど。おかしいのは謂れのない暴力に老若男女問わずさらされかねない社会のほうだけど。

 

そういうことを思い出したのでした

 

 
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