とても反省している。
今、子どもに真に必要なものは、ストレッチだった。

また長女が「学校に行きたくない」と顔を曇らす日が増えた。
自宅学習でも対応はできるし、充電だなと思って家で過ごしている間にスクールカウンセリングの予約を入れた。子どもを癒すには、私だけじゃダメなんだし
今回の主訴は「お友だちとのやりとり。」
聞くに、だいたいは「トゲトゲしく受け止めてしまった」ことが心の傷になったようだった
スクールカウンセリングにて
最初の5分は子どもの終業時間の前なので、心理士さんとガーっと周辺情報(転校歴、児童精神科通院・カウンセリング受診歴、家庭環境等)や本人の書いたメモをお見せした
そこに本人が合流。
いままで大人との対応をしていた心理士さんの顔がパァっと柔らになり、娘と明るく優しくお話しをし始めた
最初は娘も緊張して声が小さく、不安が伝わってきたので相談室にあったぬいぐるみを持たせたりした。
都度私の方を向き腕をひっぱったりするものの、だんだんと心理士さんとのお話しが弾むようになってきた。
「しっかりお話しできていいね」
「そうかぁ、しんどいの教えてくれてありがとうね」
「好きなことはなぁに?」
「こういう時間が取れるんだけど、どうかな?」
「習い事とかでもお友だち作れるとイイよね~」
「お兄さんお姉さんとお話ししてみる?」
「好きなことをやってたら、趣味が同じそうなお友だち見つかるかも!」
心理士さんの語りかけに応じる子どもの声も大きくなって、アクションもついてきて、そうだな、大人と話すのが好きな子だもんな。と思いつつ、
ああ、しまった、と思った。
私はずっと「しんどそうだ。精神科に通った方がよさそうだ。自宅学習の機会やアイテムを増やさないと。自治体の支援室と連携したい。他に受けられる教育支援はないかな。。。」と娘の外側のことばかりを考えていた。
今、娘に必要なものは「ストレッチ」
内向的な性格に苦しんでいるのは見ていて分かった。内向的だからこそ、外にどんどん出たい。だけど出られない。
(そういう内向的な人の性質・気質について学んだ本はこちら)
成長につれ自然とお友だちとの付き合いも展開していくものだと思っていたけれど、そうではなかった。展開していく方法を教えることが必要だった。
「こうすれば心も伸ばしていけるよ」という心のストレッチを、ゆっくりとでもしっかりと、促すことこそが、今の娘に必要だった。
メカラウロコ、というか、私は、メガネを外して娘をじっと見るべきだった。
子どもの内側から生まれ出る「成長」を見守るべきだった。
「ばあばのおうちに行ってくる」「甥っ子ちゃんに会いに行きたい」と徒歩8分圏内の実家や姉宅に行こうとする娘に「危ないから一緒に行くよ」とついていくんじゃなくて、のびのび自分のペースで歩くのを見守るべきだった。
子どもを内に留めていたのは私の心配や不安で、それが彼女を守る一方で、閉じ込めてもいたのだろう。
とにかく大反省中。
ただ、そういう気づきの機会を結んだ自分も偉いと思う。
次なるアクションのきっかけをつかんだ。いわゆる情緒級の利用が始められそうだ。
習い事候補先への問い合わせもずっと放置してしまっていた。すぐに始める。
子どもに本当に必要なもの。ストレッチ。
伸びていく子どもたちを見守る。
親としての役割を再確認した。
