家庭内暴力、特に家庭内性暴力を受け、そこから立ち直る途上の私です。立ち直るためには自分を強くせねばならない。自分を強くするための手段として、読書をしています
一つ一つの書籍レビューは追々していきます。
- 「DV・虐待加害者の実体を知る」 ランディ・バンクロフト
- 「DV加害者対応はDV被害者支援たりうるか」高井由起子
- 加害者は変われるか?信田さよ子
- 性差別の損失 リンダ スコット/月谷 真紀
- 「モラル・ハラスメント」のすべて 夫の支配から逃れるための実践ガイド
- モラルハラスメント あなたを縛る見えない鎖
「DV・虐待加害者の実体を知る」 ランディ・バンクロフト
こちらのバンクロフト、モラハラ経済DV離婚した友人から教えてもらいました。加害者を知る、そして自分を癒したら、次に読みたいのはこちら。
いずれも近隣図書館にあったので読書できましたが、内容すべて分かりやすく事例に富んでおり、全てを知識としたうえで相手方との交渉に臨みたい。手元に置いておきたいながら新品定価で手に入るのはレアなのだそう。中古プレミア価格でも手元に置いておきたい気持ちになる。婚姻費用が入ればな~
「DV加害者対応はDV被害者支援たりうるか」高井由起子
こちら「立ち直りたいな」の思いで図書館を歩いていたら目についた本です。国内の研究事例のまとめ。バンクロフトも適宜に引用されておりこちらも教科書的かつ最新の知見が詰まっています。
途中「加害者プログラムを中断した人たち」の研究もあり、質的研究で加害者さんたちのコメントが読めるのは割と胸糞ですが勉強になります。メンタルに余裕がないときは読み飛ばし推奨。
加害者は変われるか?信田さよ子
性差別の損失 リンダ スコット/月谷 真紀
被害を受け、弱った自分を立ち直らせるためにはそもそもの「自分観」の増強をしておきたいです。それについてはこれまでの「女性観」が如何にばかげているかを知ることも一案かと思います。
男性は何のことなしにしているのであろう「性差別」がどれだけ損失を生んでいるかということがぎっしりまとまっています。
差別を受け被害を受けたことがどれだけ社会にとって損失であったか、そこから回復するためにもどれだけの社会資源を必要とするか、
簡単に言うと社会経済的にも「加害者は有害」と(自分の中で)断じることで、自分を強く持つことが出来たように思いました。
2024/1/25 ※随時更新します※
「モラル・ハラスメント」のすべて 夫の支配から逃れるための実践ガイド
モラハラ離婚経験者の友人から推薦してもらいました。
モラの典型行動とその対処について淡々と書かれており、そういえばそうだ、なんで私たちはこんなにも不当な目に遭っているのか、と気づくこともできる良書です。
調停で、裁判で、こんなことがあったらどうしよう。モラがこういうこと言ってきたらどうしよう。被害を受けた経験から臆病にもなっている私たちですが、そう、モラはモラだから何も気にすることなく逃げればよい。法的手段を粛々と進めればよい。
私たちには味方がいる。そう心強くなれる本でした。
2024/2/8追記以上、
2024/2/13 追記:
モラルハラスメント あなたを縛る見えない鎖
目についたモラハラ本をとことん借りようの試みで読書いたしました
筆者が明確に「モラハラ被害者である」ことを最初に述べていることから、被害当事者の目線で語られる良書です。
一言一句に気づきがある。
「健康な関係に脅しや罰は存在しない」p27
被害を受け傷ついた心と歪んでしまった認知を癒し改めるためには手元に置いておきたいです。
一方で性的マイノリティやティーンに関する項目もあり、理解者や支援者として読む機能も備えています。
2024/2/13 追記以上