読了メモ。
書籍紹介
ハーバード、イェール、プリンストン大学に合格した娘は、どう育てられたか ママ・シンシアの自力のつく子育て術33
ハーバード、イェール、プリンストン大学に合格した娘は、どう育てられたか ママ・シンシアの自力のつく子育て術33
あの 専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと で「カムバック主婦」の実例を見せてくださった薄井シンシアさんですよ。
ご本人の文章に添って描かれる1ページ漫画がまた親しみやすい絵柄で、テンポよく読み進められました。
ブクログ読了後レビュー
読了直後に書いたレビューはこちら。
読了後の「考えごと」
このブログ目線で考えると「多様な子育て環境の中の一サンプル」として拝読したものでして、以前読んだ佐藤ママ本に通じるものがあるな、と。
この方々は、「専業主婦」ではなくて「育児専従者」という方がふさわしいかもしれません。かもしれないどころか確定的にそう。
そもそも専業主婦が担う仕事の「育児」「家事」「社会交流」いずれもが重要でどれが欠けても満足いく暮らしは送れません。さらにその仕事を細分化していくとそりゃあもう細かい細かいタスクがたくさん。算数セットへのお名前つけだって大変でございましょ。
子どもはとても繊細で、どこで挫けや歪みが生じるか分からず、そんな存在を守り育てるにあたってできる限りのストレスを排して、なおかつ自主性を育てる。なんじゃその繊細を極める仕事は。
というわけで彼女たちが書き表す育児の成功体験を踏みつつ、今自分が直面している「育児」の困難をどーーーにかこーーーにか解決していくための参考にはなります。家庭環境は千差万別なので、これすりゃこうなるヤッタネ!とはならない、ということは大前提として。ああ先人たちはこのような道を通ってきたのですね、と遠目に眺めるだけでも価値はある。
けどまーこちら、海外転勤族のお話しになりますので純ジャパンでの育児には当てはまらない面も多くあります。特に子どもの交友関係においてマイノリティを意識すること、マイノリティに思いを寄せること、更には国際規模での感覚が身につき海外名門大学を志望してさらにパスすることは海外居住経験が長くないと無理でしょう。
積極的なあてはめはできないにせよ、つまるところは我が子にどう育ってほしいか目標を定めつつも、子に寄り添い、子を見つめ、日々親子で試行錯誤しながら歩むこと、それが大事だなと思いました。
読書って良いですね。お読みくださりありがとうございました。