ほぼ黒ワンピース生活

ほぼ毎日黒のワンピースを着ています。考えたことなどあれこれと。

長女のランドセル到着

長女のランドセルが届きました

 

2月頃からワーワーキャーキャー調べたりカタログ取り寄せたりしましたが、結局購入は12月となりました

ラン活ラン活いいましたけど、結局買うランドセルはひとつですよ。はい。

 

春先に「注文完了!」とつぶやく友人たちも多い中、うちの購入時期がこうも遅くなったのは、コロナ緊急事態宣言も出たり解除されたりブレブレで実店舗に子ども(と夫)と連れ立って外出できなかったことも一つの理由でして。

各社感染症対策を万全にと時間で人数を区切ったり、バーチャル試着アプリを開発したり、例年にない商戦となったことでしょう。

コロナ影響下の売れ行きや各社戦略など知りたいことは多いのですが、そのあたりは経済に詳しい人におまかせするとして、今回のランドセル購入のエピソードひとつとっても、見えてくるものがあったので、少しお話し。

夫婦の価値観

昨今は教科書持ち帰りとか、教科書の巨大化とか、タブレットPCの持ち帰りとか、昨今の小学生はやたら荷物が重たいそうで。別稿にて後述しますが「重たいランドセル問題」にも無関心でおられずにいました。というわけで私はランドセル選びの際も「とにかく軽いもの」という視点で選んでいました

ふわりぃメインで見ておりましたが最軽量モデルは容量が心配。容量たっぷりタイプは結局1kg超える。重量と容量とでぐるぐるしたものです

 


ランドセル ふわりぃ スーパーフラッシュ 

うちの実家が「全額出すよ」と言っていたので、私は甘えるつもりで百貨店系や、ふわりぃや天使の羽などのランドセルブランドのものを考えていたのですが、夫はやたらと型落ちを娘に勧めています。

娘も娘で、ふわりぃなら今年のモデルのこの色がいい!とガチホールド。型落ちランドセルには長女の好みに合うものが一つもなかったでした。

それでもまだまだ型落ちを探してはすすめる夫。さすがにしつこいしケチくさく思い、夫に何故やたら型落ちを勧めるのか聞くと

 

「浮いた分はジュニアNISAに入れたいんだ」

 

と。

 

平素より夫は大概のケチなんですが、ケチはケチでも芯のあるケチなんだなとこの時にして分かりました。

その理解の上で私は「じゃあツバメランドセルにしよう」とTwitterで知った格安ランドセルメーカーを提案したのでした。

osyare-kbn.com

楽天市場でのお取り扱いショップはこちら。 shop-C.V さん

 

 

革張り、人工皮革のランドセルの平均価格は5-6万円のところ、ツバメランドセルでは通常モデルで16,980円。少し上のモデルで18,980円。

 
シンプル 軽量 2022年新入学用 ツバメランドセル スタンダード

5-6万で考えていたところが2万位内に収まったので、3-4万円はジュニアNISAで世界経済に投資されることとなりました。どうかぬくぬく育って欲しい

 

長女の好み

さてツバメで決定です。何色にするかな、とワクワクしながら長女とパソコンのディスプレイの前に並んで楽天の商品紹介ページを見ておりまして、

ふわりぃだったらミントが良いって言ってたし、イオンで試着したときは赤ばかり試してて可愛かったな〜ツバメでもやっぱり赤かな?パープルかも!

とワクワクしておりましたら

 

「ネイビー」

 

え?

 

「ネイビーにする。買っといてー。じゃあYouTube見てるね〜」

 

青なんだ…と新鮮な驚きを覚え、一晩置いてまた色を聞き、そうこうしてる間に楽天スーパーセールに突入しました。色選択でネイビーのラジオボタンにポチッとチェックを入れて購入画面へ。

青なんだなぁ、と思いながらクーポンを変更したりや獲得予定ポイントをチェックし、利用ポイント数の設定など、配送希望時間帯を設定し、そして各種メルマガのチェックを外し、決済しました

 

 
シンプル 軽量 2022年新入学用 ツバメランドセル スタンダード

 

親の私がランドセルを背負っていた30年前は「男の子は黒。女の子は赤」それだけでした。

都会から越してきた子のランドセルがピンク色で、へぇ、ピンクのランドセルもあるんだ。かわいい、と眺めていると、最新号のりぼんに「ランドセルの色が違うから」という理由でいじめに遭う子が出ていました。ランドセルの色が違うといじめられちゃうんだ、私のランドセルは赤だから大丈夫。あの子は大丈夫かな。

幼い頭で個性と没個性を考えていたものです。

今となってはパステルカラーやネイビーやキャメルや、小学生の列を見るにキラキラ賑やかなものです。多様性を獲得した、別の種に見えます。その中に自分の娘も足を踏み入れる。

 

「赤じゃなくていいの?」

「ピンクじゃなくていいの?」

「女の子なのに紺なんて」

ジジババからはなにか言われるかもしれません。でもまぁ良いです。「今の時代は色々選べていいですよね〜」と時代が違うんだということは申し添えようと思います。

 

この子が小学校にいる間にも「もうランドセルじゃなくてもいいよ」となるかもしれないし、デジタル教科書を活用して教科書は学校に置いてくるもの、となって重たいランドセル問題も解決するかもしれない。

時代ってほんとに変わるんだな、としみじみ思いました。

 

長女がこれから生きる社会が、がんじがらめのジェンダー観も和らぎ、ひとりひとりの個性が尊重され、子どもの人権が保障され、笑顔でのびのび成長していけますように。

 

桜の花びらとネイビーのランドセル、どれだけ美しい春になることでしょうか。