ほぼ黒ワンピース生活

ほぼ毎日黒のワンピースを着ています。考えたことなどあれこれと。

「家で食べない子」との食事につかれた

都度都度ツイッターでも愚痴ってますけど、長女5歳は「家で食べない子」です。

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---  毛並良好さんによる写真ACからの写真

「家で食べない子」の育児のつらさ

保育園では完食やらおかわりやら積極的なのに家では「これきらい」「わたしのお皿にはブロッコリー入れないで」「オエってなりそう…」等お食事が進みません。私の腕が悪いのか?と不安になるばかりです。

しかし次女は家でも良く食べるし夫も「美味しいよ?」と言います。私の料理の腕は確からしい。じゃあなんでだ。

とにかくよく分かりません。「分からない」という状態は気持ちが不安定になり、安定させたくて解答を求めてしまうものです。毎日毎日、もぞもぞざわざわ。

 

「食べない」ことが悲しい

子どもには出来るだけいろんな素材や味を経験してほしいし、程よく食べて健康な体を作ってほしい。しかし眼前の子どもは「食べない」。こんなにも願いを込めて作っているのに食べない。

和室の畳の上をこう叫びながらのたうつ程度に悲しいのですよ。

自分の願いは受け入れられないのか。自分の願いはゴミ箱に打ち捨てられるためだけのものなのか。と、哀しくなり、本来楽しいはずの食事が憂鬱になってしまいました。

 

 

「おいしいね~」の笑顔が見たい。見たいよーーー

 

やさぐれの極大

悲しい、とか怒りの感情はそこそこに抑えておき、思考を他所に巡らせて心を落ち着けようともしましたよ。

しかし、長じた娘の姿を想像してみても、「まさか大人になっても『ごはんだけにして』とか言わんでしょ~」と軽く笑ってみても、やっぱり、どのみち私の食事に文句付けるだけの女子が想像に浮かぶのでした。

またイライラしてしまうという。さらにイライラしてしまう、そんな事態に陥りました。

やさぐれがピークだ。これはいかん。手当せねば。

 

という危機感に近い感覚で、すがる思いでミールキットを試し「誰かに献立を考えてもらう」ことと「食材を買ってきてもらう」といった「献立を考えて食材を買う労力と時間」を買うことにしたのでした。

 

yoshikei-dvlp.co.jp

程好い量の野菜とお肉。丁寧なレシピ。すでにあわせてある調味料。

ぽんぽんぽん、と調理が進み、火曜日に至っては長女(食べない張本人)が「おにぎり作るのてつだう」と隣にきたのを「じゃあお願いね」と下準備して見守る余裕も出たのです。

そして出来上がった食事は美味しい。

初日の月曜日はいつもの食事と違うことと、生野菜があったこととで警戒感強めで、長女は少ししか食べなかったものの、二日目は「美味しい!」と飛び上がる勢いで豆腐の旨煮とホッケを食べていました。

良かった。食べた。食べてくれた。

 

長女に怒りっぱなしで白ごはんだけ出したろかとまで思い詰めていたんですが、どうにかこうにか怒りも悲しみもおさまり、家族で「美味しいね」と言い合える食卓を経験できました。

支払った料金以上の喜びでした。

 

新しいメニューとの出会い

そしてまた良かったことが、自分のレパートリーにないメニューを作って味わうことができたこと。遅く帰ってきた夫が味をみて「うまいね~」と感想を教えてくれまして、ついついウキウキと「美味しいよね!私ひとりじゃこんなメニュー作れんしね。お試ししてよかったー」と継続することを決めました。

費用は安くないけれど、考える労力と時間を買うことで、なんとかこの共働き子育て家庭の困難を克服していけたらよいなと思います。

 

 

一息ついてまた前を。

明日のメニューは何だろな~