えーとゴールデンカムイの感想を。。304話です。
最新話ベースなので単行本派の方はまたお会いしましょう
従順な鶴見一派であったはずの尾形が、何で脱走兵になったり土方についたりチタタプしたり、キロランケと共謀したり、樺太に行ったり、アシリパ連れ出して暗号を聞き出そうとして雑なウソついたり、ついには片目も失って、それでもこの金塊争奪戦に参加し続けているのか、、、
「おっかあ、見て」
父親に心狂わされた母親の愛情を受けたくて受けられなかった幼年時代の心の隙間に、師団長になること、つまりは「立派な将校になること」の野望を埋め込んだのでしょう
二児の母として「おっかあもしんどかろう」と同情を禁じえない、百之助が花沢中将にそっくりな点です。眉毛が完全コピー
東京から引き離されて、つまりは愛する中将と引き離されて、会いたい会えないもどかしさの中に育つ息子が、その愛する人を思い出させる容貌である、と
うわぁ病むわぁ
そんなでももし百之助が男の子でなく女の子であったならば、
顔貌は似ていようとも「女の子だし」とあきらめもついただろうに。
「立派な将校に」と望むこともなかっただろうに。
時代が時代なだけに、男児は期待されるものが大きすぎたのでしょうし、
おっかあもおっかあで中将への愛が深すぎて、百之助の向こうにある中将を追い続けてしまい、百之助本人には愛情を与えられなかったのでしょう
というか百之助を愛する気持ちはあったのだと思いますが、おっかあ、見てと手を伸ばしてもその手の触れるところはなく、むなしく宙を撫でるのみで、百之助の心を満たすことはできなかったのかもしれないです
「バアチャン子」ならそのまま爺ちゃん婆ちゃんにもらった愛情で満たされてればよかったじゃないの百之助
将校という大きなものを期待されたがゆえに満たされなかったのだろうか、と
あああ深いというか恐ろしい
今後も楽しみです…ゴールデンカムイ