ミールキットをいくつかお試しして、カラフルな食卓を眺めて、やっと自分の心が決まりました。
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さてさて、疲れ果てておりました。
その疲れを癒やすべく、ミールキットを複数試しました。
結局長女は、如何にプロ監修の味付けであろうとも食いつきは2勝3敗くらい。食事に警戒感の強い子だ。そういう個性をもって産まれてきたのでしょう。
母は完敗です。
それでも、ミールキットから生まれた「みんなが欲する」食卓がうちに再現されたのは、それなりに幸せでした。
実母も忙しく、ご飯+1品くらいの食卓で育ったものだから、自分で食事の主導権を握った今、食事に手をかけられるおうちのご飯が再現できたのが幸せだったんでしょう。
カラフルで、野菜も食べられて、主食も肉魚バランス良く味付けも様々に、和食・洋食・韓国料理・エスニック、口で日本と世界を旅するような、わくわくするご飯、
そりゃ楽しいです。それを日々の食卓で体験できたら、そりゃ良いものです。いい経験です。素敵なママです。
でも、ふと気づいた。
「『こうじゃなくても良い』時代を作らないといけないんじゃないか」
Oisixは確かに素早く出来るしレパートリー増えるし片付け楽だし食材管理も楽で言うことないんだけど、彩り豊かな食卓は幸福の象徴なんだけど、
— 武蔵小金井たかえ🦭登園自粛中 (@tk_e) 2020年8月17日
おそらく我ら新世代の日本人は「ハム切っただけ」「コロッケ買ってきた」「平日夜もファミレス」みたいなんを普通の食事として受け入れないといかんのだ
実際子どもたちは外食が好きとはいえ、私の作った食卓にワクワクしないわけでもないらしいし、「にんじんサラダ、おかわり」「かぼちゃもっと食べたい」とシンプルなおかずでも少なからずお気に入りはある様子。
家でオムライスを作るときには長女が頑張って卵を割って溶きほぐして、私がフライパンに溶き卵を入れる瞬間を待っていてくれます。「ほら、どろどろだったのが固まっていくでしょ」と加熱して食材が変化していく過程を見せています。ささやかな、タンパク質工学の授業。 食事を作る時間を共有できるのは楽しいことです。尚オムライスの中身のチキンライスは生協の冷凍品。
ああ、うちはこれでいいな、と。
というわけで
というわけでOisixは隔週にして、今週は作る、来週はなんとかする、みたいなリズムを我が家のもんにしていくつもり
— 武蔵小金井たかえ🦭登園自粛中 (@tk_e) 2020年8月17日
夫殿が明細見て目ン玉飛び出してたし、私も先ツイートの如く時代を変えねばならんと思うので
ヨシケイとOisixとお試しして本採用にしたのはOisixです。でも、そのOisixのオーダーは隔週にしました。
Oisixの配達がない週のメインのおかずは、冷凍庫にあるものを調理したり、時にはお惣菜を買ってきて並べたり、「もう今日ピザ」「バーミヤン行こっか」と外食やデリバリーに頼りながらやっていこうと思います。
今でさえ家庭生活と労働生活の両輪を家族全員で回していくにあたって、食事の支度という一大労働に時間も労力もかけていられないのだから、子どもたちが長じてまた家庭を作るときはもっと状況が悪くなっているかもしれない。
逆に良くなっているかもしれないけれど、ワーストケースに備えて「これでいいんだ」という規範があれば、ポテトサラダくらい自分で作ったらどうだおじさんも、唐揚げは手抜きおじさんも、軽いフレンチくらいおじさんも一笑に付して「うちはこれで幸せなので」といえるのではないかな、と。
幾つかの悩み、解決策を探って幾つかのお試しして、結局「うちのご飯はこれでいい」という自分の幸せに気づくことができました。
青い鳥は家にいたみたいな話し。それでいいんや。
金曜日はカレーと決めているのでこうやって長文を打てました。頑張りすぎない。やりこみすぎない。
「うちのご飯はこれでいい」