ほぼ黒ワンピース生活

ほぼ毎日黒のワンピースを着ています。考えたことなどあれこれと。

鬼滅の刃を知らなかったときに戻りたい

相変わらずほとんど毎日、鬼滅の刃をKindleで読んでprime videoで観て、折に触れ名シーンを思い出して考察し、ついには週刊少年ジャンプ電子版に月額課金をはじめてしまったわけですが

鬼滅の刃、ハッキリ言って最高ですね

名作ですね

以前はこんなことも言ってましたけども、

6s-adviser.hatenadiary.jp

鬼滅二次創作を恐れていたのに、結局pixivで鬼滅二次創作を漁っている自分がいます

人間は弱い存在だから、原作のシビアさに心を保てず、鬼滅二次創作を漁りに漁る。

彼らの幸せな日常を思い描き、イラストを描く。漫画を描く。小説を書く。

二次創作を漁りさりつくしてなお心が満たされないのならば、もう自分も二次創作する立場になってしまえばいい。

あと鬼滅コスプレイヤーさんのYoutubeとかインスタとかも観てます。沼かよ

私的「鬼滅の刃のここがすごい」ポイント

誰も得しないポイント解説ですけど語らせてほしい

作りこみの細やかさ

鬼滅の刃のすごいところは、キャラクターの作りこみが敵キャラであろうと細かいところだと思います。

上弦の参 あかざにあっては  鬼滅の刃 18 で3話ぶち抜き、幕間での「入りきらなかったエピソード」の量ときたら、ほんと何なんですか(驚嘆の意味)。

鬼滅の刃 18 (ジャンプコミックス)

全キャラ総推し

最初は炭治郎の母の気持ちでみていた鬼滅の刃ですが、コミックスを読み込むだに各キャラクターに心が寄っていき、今となっては遊郭編でまきをさんと須磨さんが必死に遊郭の人々の避難誘導をしていた場面ですら思い出して泣きます。

「讃え合い」「支え合い」「褒め」

だって宇髄さん「俺は派手にハッキリと命の順序を決めている まずお前ら三人 次に堅気の人間たち そして俺だ」って言ってて(鬼滅の刃 10 第80話「価値」)、

鬼滅の刃 10 (ジャンプコミックス)

まきをさんは天元様の優先順位の一番である自分の命を守ったうえで、堅気の人間たちを守り避難させ、そして「そして俺」の天元様本人を守りに行っている。

泣けるでしょこれ。

くのいちとして天元様に出会った頃のまきをは、これまでの信条と異なるものに触れて明らかに動揺していました。自分の命なんて優先しないでいい、と。それでいいのだろうか、というアイデンティティの揺らぎを雛鶴に相談する場面も。遊郭編では、その揺らぎを乗り越え、まきをは自分の命を守り、そして堅気の人間をも守りに行っています。

天元様への愛がつよい

あと雛鶴が羅生門河岸で毒にやられているところに解毒薬を含ませた天元様、薬が効いたら遊郭を出ろと命じて雛鶴を抱きしめますね、慈しみますね、

そのシーンからの怒涛の戦闘、そして嫁三人が揃って戦闘に加勢し一息ついたタイミングで

「ぽん、ぽん、ぽん」

 

三人の嫁の頭を、ぽんぽんぽん!!!

そして「ど派手にやったなお前たち。さすが俺の女房だ」

めっちゃ讃えてるゥ~~~~~~!!!!!

 

世間一般の嫁持ってる人~~~~!!!嫁さんのこと最後に讃えたのいつやぁ~~~~~!!!

せやろがいおじさんになりかけるほど熱くなりますね

 

そういうわけで連載時に収まり切れないエピソードがあるんだろうなぁそうなんだろうなぁと、まるで我々がコミックスをよむときは、その鬼滅の刃の世界が凝縮し宝石のごとく輝く部分を見させてもらっているのだろうなぁと。

 

宇髄夫婦婦婦に見える男女間の「支え合い」「信頼」「尊敬」も、天元様のイケメン度合い含めて好きなんですが、これ女性が己の「嫁という立場で」キュンキュンさせるためのものではないと思うんですよ

天元様は嫁たちの頑張りを認め讃えているし、なおかつ嫁ではない炭治郎も労っていたり、

とにかくは「褒め」の表現が良いのです

相手を否定し腐ってパワハラ口調で「俺に追いつけるかな?」「なんだとー!」と競い合うのが少年誌のセオリーなのかと思って今まで少年漫画を読まないでいたんですが、鬼滅の刃に至っては讃えるんだ!褒めるんだ!と感動すら覚えます

 

 「泣く」

ねぇ週刊少年ジャンプでここまでヒーローが泣く漫画ある?

初回で土下座して懇願するヒーローいた?

初回でヒーローにド説教するキャラクターいた?

まだまだキャラクターに感情移入できない「この漫画面白いのかな~また最後尾漫画になって知らない間に打ち切りとかなるのかな」とか思いながら読む連載初回にだよ?

連載二回目に至っては頬をはたかれて(肉体的パワハラ)「判断が遅い」とか説教始まるんだよ(精神的パワハラ)。

連載初期は危なっかしいけど何か光るモンがあるなこの主人公みたいな描写があるだろうけどさ?

アッ違う違う、「泣く」シーンの輝きだわ、言いたいのは。

主人公泣くし周りのキャラクターも泣くよね、善逸は弱虫キャラだから普通に泣いててそれが可愛いんだけど、主人公が打ちのめされて泣くし、自分の弱さに泣くし、それ見て自分の弱さも認識した荒くれものキャラの伊之助までギャン泣きとかおかしくない?男子キャラって泣かなくない?ジャンプヒーローって常に余裕の笑み湛えてない?

ルフィ泣いてたか!そうか泣くか!

 

「感謝する」

以下単行本未収録・本誌ネタバレにもなってしまうんですが、柱稽古で太刀筋矯正の稽古を終えた炭治郎に稽古終了とともに「じゃあな、さっさと死ねゴミクズ」と言い放った伊黒さんが、

伊黒さんが、

鬼滅の刃 19 (ジャンプコミックスDIGITAL)

「炭治郎…感謝する」

 

言った~~~~~~~!!!!!

それまでなんかネチネチネチネチうざいキャラかなって思ってて、最終決戦でやっとだんだんキャラ見えてきた伊黒さんが~~~!!

 

感謝の…!!

ことばを………!!!

 

伊黒さん!!!!!!!!

 

 

~そして私はおばみつ沼に(も)落ちた~

(息切れ)

 

ちょっとほんと語りつくせないので、今日はここで筆をおきます