少し前のエントリで主婦の行動シンクロしすぎ問題を提言しましたが、合理的判断が極まった結果同じ行動を取っているのかなと、収斂進化を考える次第です。
収斂進化とは
明らかに類縁関係の遠い生物間で、妙に似通った姿、あるいは似通った器官を持つ場合がある。中にはジャコウアゲハの幼虫とシカクナマコの子供のように、どう考えても関係がない場合もあるが、それぞれにその姿をしているのが生活の上で役に立っていると分かる場合もある。たとえば、モグラの前足は分厚く、爪が強く、指その物は短くなっており、明らかに穴を掘るために役立つ形である。そして、同じく穴を掘って暮らしている昆虫のケラの前足を見ると、やはり丸っこくて、周りに爪状の突起があり、動かし方も良く似ている。これらは、いずれも穴を掘るための器官としての適応の結果であると考えられ、元々は大きく形が異なっていた節足動物と脊椎動物の足がそのために外見的に似た形となったと考えられる。この様な現象の事を収斂進化、あるいは単に収斂と言う。
合理的判断を突き詰め家のモジュールに合わせたサイズを模索した結果、得られたのが「スッキリ揃えるために詰め替え容器に家庭用消費財を詰め替え、それだと何が何だか分からなくなるからラベリングする」という行動である可能性が高いです。
進化がこんなところでも見られるとは。素晴らしきかなサイエンス。
合理的判断の一例
丸型の容器よりはスクエア型の容器が角が合うのでピッタリ収納に向いています。立体の体積の求め方を思い出してくださいね。高さが同じなら、同程度の底面積であれば直方体の方が円柱よりも体積が多いでしょう。
さらに我が家ではワンアクション化を目指し、食器洗い洗剤の詰め替え容器はこちらを使っています。
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ヘッドに一工夫あるこの商品。上部のプレートを押し下げると内容物が一定量出て来る設計です。
ここにスポンジをポンと置いておき、使うときはひと押ししてスポンジに洗剤をつけてクシュクシュ。片手いっこで作業が完結します。
ちなみに中身の食器洗い洗剤はマジカです。
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ライオン 2015-01-22
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義実家で洗い物をしていて、泡切れもいいし香りもいいな〜と思い義母に聞くとこれをお使いということで、我が家の食器洗い洗剤もこちらにしました。大容量タイプを買って詰め替えています。
アクションの見直しで見つけた「この動作いらない」
それまで食器洗い洗剤はヤシノミ洗剤のポンプタイプを使っていました。
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サラヤ
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手肌に優しくて泡切れもよく、環境に優しいイメージもあって好きだったんですが(しかも今見たらポンプボトルのデザインがおしゃれ〜〜〜になってるし)、いかんせんスポンジに洗剤を取るにしても両手が要る。片手でスポンジを持ってもう片方の手でプッシュ。すぐさま作業にかかりたいのに両手が塞がるこの瞬間をどうにかスキップできないものか、そう考え始めたのでした。
解決のヒント
解決のヒントは、ネイルサロンに通っていたときにみたワンプッシュディスペンサー。ネイリストさんがコットンに液体を含ませる動作をワンアクションで済ませていたのを「そういうのもあるのか」と井之頭五郎状態で見ていたのを思い出したのでした。
よく「三上(さんじょう)=考え事をするのに最も適した場所、馬上枕上厠上(ばじょうちんじょうしじょう)」と言いますが、私にとってはネイルサロンも(通っていた頃は)閃きを得るいい場所でした。また行けるようになりたい。
辿り着く先は合理的判断としてのシンプル!!
スポンジに洗剤を含ませるにもアクション減らしたい!!!と思ったのが、かたポンを導入したきっかけです。食洗機があるので*1ちょっとの洗い物程度での作業になりますが、アクション数が減ってすぐに作業ができて満足です。
何度も言うけど「家事のしすぎ」をなんとかしようや
読みましたレビュー準備中です。
丁寧に家事をする時間を確保するために眼をギラつかせることなく、家事はそこそこサッパリ済ませて、子どもの相手をしたいねん。
そういうわけで徹底的にワンアクション化。
我が家の家事動線の最適最小化は、動作の分析と課題解決の提案からなる、細かなワンアクション化で達成していっています(進行中!)。
*1:食洗機のある暮らしについてはこちら;