ほぼ黒ワンピース生活

ほぼ毎日黒のワンピースを着ています。考えたことなどあれこれと。

母の笑顔の意味が分かった

3歳長女が夜中に突然の嘔吐。以後はお察しのとおりドタドタバタバタです。



ドタドタ(吐瀉物のついたリネン類の洗濯、張り替え、起きてしまった次女がハイハイで這い回るのを制し、長女の次なる嘔吐への対応、制吐剤の座薬投与、着替え、ノロウイルス対策グッズのまとめ、吐瀉物受けに次女のおむつを転用、 吸水シーツを敷いた上に長女を寝かせ)

バタバタ(小児救急電話相談の番号を片手に小児科開院時間の確認、洗濯モノの取り込み、再洗濯、洗濯物たたみ次女保育園登園、必要物資の買い出し、長女小児科、薬局、食料品の買い出し、安静、水分補給、また嘔吐、制吐剤の座薬投与、次女の鼻汁吸引、次女朝食、次女着替え、長女水分補給と整腸剤の投薬、また嘔吐、小児科再受診、長女次女保育園欠席連絡、自分も寝られてないので自家用車は避けタクシー配車予約、小児科へ)

こう動き回る間にも、弱音や愚痴や不安が脳内を去来します。

しかし進むしかなく、弱音も愚痴も全てどこか(たいていツイッター)に吐き出しておき、乗り込んだタクシーでも病院の受付でも医師の前でも冷静沈着、気丈に対応し、医師の問診においては「便の色は?」「黄土色で普段より白っぽいですが、ロタウイルスワクチンは全回接種しています」「ならロタは否定されるわね、生ものも食べないよね」「はい」といった風にキビキビとすすめました。我ながら優秀。

 

このたび娘は脱水症状になり尿中ケトン体4+、その場で即点滴処置となりました。末梢が冷えて血管が浮かず、さすったり湯浴をして血管を浮き出させるところから処置のスタート。次女を抱っこしていたので看護師さんにおまかせする他なかったのですが、遠く聞こえる泣き声に「胸が張り裂けそう」という言葉の意味が初めてわかりました。

 

しかし私が泣くわけにはいかない。というか、私が泣いてどうする。

 

自分自身も子どものときはあったわけで、最初から身体が丈夫で病気知らず!なわけもなく、気分障害があることもあって、だらりだらりと毎日をぬるく泳ぐ子どもでありまして、小児喘息でたびたび入院しており、そのたびに私の母はふわりと笑って手をさすってくれていました。今はそれしか思い出せない。思い出の中の母はいつもふわりと笑っています。

 

その笑顔の意味が、今になってわかりました。

 

子どものつらさ、しんどさ、それらを我が身の痛みと感じる。

だけども、その痛みをぐっと押しつぶして、子どもを受け止め、励ます。

 

そらふんわり笑うしかないわな。

 

うん、お母さん、分かった。

つらい思いをさせてごめんなさい。

 

私のつらい思いを共有してくれて、ありがとう。

 

とまぁ気づきもありつつ、適切な医療的処置により長女もだんだんと回復し、ふんわり笑顔も通常営業の「こらこら〜〜〜!!!」にグラデーションを濃くしていくのでした。

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ともあれ長女、回復してよかった。