Kindleで読んでます(聞いてます)。「子どもの才能を伸ばす最高の方法モンテッソーリ・メソッド」堀田はるな
新書もありますがやはりkindleで*1、二児育児となりまして以降はkindleで読むのもままならず、iOSの読み上げ機能を使って「聞く読書」で聞いて/読んでおります。
読み上げ機能で聞く読書
こちらの記事を読みまして、最近本読めてないな、この方が実践している読書方法ならすぐ真似出来るな、と思ったのが聞く読書スタートのきっかけです。
なんだか気になるモンテッソーリ
育児メソッドは多々あれど
○○教育と聞くに、モンテッソーリ教育はもとより、シュタイナー教育やら何やらございまして、こちらのブログに国内外のものがきれいにまとめられていましたので引用いたします。
hajimesbusiness.hatenablog.com
長女を妊娠した2014年には「私が育児するほうになるのか…」とあたふたして、子育てに関する大枠を掴もうとこれらの教育法について調べ漁ったものでした。夫も同様で、家に一気に子育てに関する書籍が増えていきました。こうやってガーッと情報を集めてから自分たちに合いそうなものを選んでいくのですが、産前にトッポンチーノを作ることを決め、結果モンテッソーリ寄りになっていった次第です。
モンテッソーリがうちに合ってるかな
モンテッソーリ寄りだなと思いつつも、生まれてすぐからモンテッソーリ教育をバリバリにできたわけでもなく。 シュタイナー教育も同じですが「この教育法をやっています」と標榜する保育所に通えるかどうかは、住む地域や当該保育所に入れるかどうか(認可・認可外ともに保活が大変なこのご時世ですし)に左右されてしまい、「絶対にこの教育法でいく!!!」と強い意志で動く必要があります。私も夫も保育所からして公教育はその土地にあるものを、と考えているのでそこまでの熱量は出せず。
せめて家の仕組みや親の導きとしてはモンテッソーリに寄るものにできたら、と読書をすすめるわけです。
さてさて、読書感想を述べていきますね。
子どもの発達を知ること
読書をすすめるうち、赤ちゃんはこの世界をよく知ろうとしていること、幼児は心身の発達に応じて自分でやりたがったり、親の手伝いを欲したり、それらの理由付けが整然と語り出されており、
「あのときの子どもの行動は、こういう意味があったのか…」
と目から鱗が落ちまくって止みません。
目から落ちた鱗ともども、反省の念も湧いてきます。
知識がなくてできなかった事に気づいた
子どもは必死に世界を知ろうとして、もっと知りたくて私に手助けを求めていて、そして自分で見知った世界の素晴らしさを私にも教えてくれようとした。でも私は子どものその思いを知らず、そのときそのときの気分でしか応じていなかった。
モンテッソーリの「教師の役割」を知っていれば、もっと子どもの興味関心を伸ばし、この世界の楽しさを存分に自分のものにできたのではなかろうか、と、心の底から反省しています。
いやはや、まだ長女も3歳、これからでも「教師の役割」を心に付かず離れず接して導いていきたいです。
子どもに合ったサイズの、大人と同じものを選ぶ
一節に大人のテーブルにあるグラスに手を伸ばそうとして叱られてしまった女の子の話題がありました。子どもだからと子供用の食器をあてがっていたところ、その子自身にとっては大人と同じ食器を使いたかった、というエピソードです。
私は「美味しんぼ」の読者でして(父が買い集めていた)、海原雄山が子ども(山岡士郎)の誕生にあたって「子供用の食器では美的感覚が育たないから」と自分で子どもに合ったサイズの、しかし大人の食器と同じように美感を起こさせる食器を作ったエピソードを思い出しました(何巻か分かったら追記します)。
それをなぞったわけでもないですが、我が家では子どものための食器はなく、あっても保育園に持っていくコップとスプーン・フォークくらいです。子どもも大人も同じ種類の食器を使っており、今までにガラス豆鉢は何個割れてしまったことか。
離乳食にも幼児期のおやつにも、いいサイズなんですよね。ただただ、子どもはよく食器を落っことす。そしてガラスは割れる。
食器の扱い一つからでも、子どもは様々のことを学んでいく、ということを親になって学ぶ、ということを理解することができた本書でした(回りくどい言い方ながらそれが率直な表現です)。
今回ご紹介の書籍
モンテッソーリ教育がどんなものなのか、という一見さんから、実践したいとする方まで広く対応したモンテッソーリ本だと思います。おすすめできる本です。
*1:愛用のKindleはマンガモデルホワイト。こちらの記事に書いてます。6s-adviser.hatenadiary.jp