ほぼ黒ワンピース生活

ほぼ毎日黒のワンピースを着ています。考えたことなどあれこれと。

ワンオペ育児、なんだかんだ出来ちゃうから家に帰れないパートナーが生まれているのではないか

なんだかんだ、タイトルのようなことを考えております。

我が家は只今産後休業中の妻と激務に激務が連なる夫、自我の芽生えが目覚ましい3歳児と、まだまだ眠りのリズムの整わない新生児とで構成されています。

 

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産後すぐは義母と実母に1週間ずつサポートに来てもらいましたが、二人揃ってアクティブシニアながら、飛行機の距離と新幹線の距離を行ったり来たりさせるのも心苦しく、こちらの民間サポートに週の何回かを頼りつつも、相変わらずの夕方ワンオペ育児の日々が戻ってまいりました。 

そんな日々の中での叫び。

いつの間にやら104も♡を頂いておりました。

 

家事育児すら人手不足なジャパンを憂う

様々な産業において深刻な人手不足が叫ばれておりますが、ふと考えたら家庭内でする家事育児ですら人手不足じゃないですかやだー。典型例が「ワンオペ育児」です。

 

ワンオペ育児の定義

定義は下記記事より引用します。

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ワンオペ」とは「ワンオペレーション」の略で、ファストフード店やコンビニエンスストアなどでの一人勤務という過酷な労働環境を指す言葉であるらしい。 この「ひとりで何もかも」という状況が、ひとりで仕事・家事・育児のすべてを回していかなければならない母親の「ひとり育児」と似ていることから、ネットを中心に広く使われている。2017/07/03

 

何故ワンオペ育児に陥るか

激務ちゃんやら家事育児放棄型

私の観測範囲では、早出や残業がデフォルトのフルタイム勤務や、単身赴任など、激務型の配偶者を持ったり、家に居れども自分のリラックス優先の家事育児無関心型の配偶者を持つとワンオペ育児に陥りがちです。我が家は前者。激務ちゃんと名付けて愛でています。

働き方改革のなんだと言われておる中で、国会では高プロ(高プロラクチン血症ではない方)やら裁量労働制やらグズグズグズグズです。国民が笑顔で暮らせる施策を生み出してくれ頼む!!

 

フラリーマンは言わずもがな

フラリーマンもワンオペ育児を生み出すマン。

家に居場所がないとかおっしゃいますけど、私から言わせてもらえば居場所をないことにしているのは貴方ですよ、と。家事育児、手が足りません。自分が何を出来るか、今何をなすべきか、考えたら分かりますし、仕事においては「何を出来るか、何をスべきか」を考えて行動しているのに、何故か家では「仕事と一緒にするな」っていいますよね〜〜〜そのくせ「家事育児はお前の仕事なんだからしっかりやれ」っていいますよね〜〜〜。ダブルスタンダードの好例が見られがちな良い例です。一切良くないですけれども。

 

ワンオペ育児でも回る要素

こうもワンオペ育児が話題になり、問題視されてはいるものの、子育て期の労働者を家に返そう、とする社会の動きは少ないです。

ワンオペを回す当事者が体調を崩すことはままあると思います。

実際、私も復職当初はワンオペ育児を担い、傷病のオンパレードでした。帯状疱疹に急性声帯炎に副鼻腔炎に多形滲出性紅斑に。これら全ての傷病の原因は「免疫力が弱ってるね(医師談)」とのこと。だからといって寝込むほどの症状でもないし、育児のタスクは数限りなく降ってきます。

けれども、家庭の一個人が体調を崩すことが社会問題化するかといったら違う話で。

「夫が早く帰ってきてくれたらな…」と何度考えたことでしょうか。何度LINEメッセージしたことでしょうか。何度直接言ったことでしょうか。

それでも夫の働き方は変わらず、今に至ります。

 

柔軟な働き方の選択が可能な親はどちらか

夫の働き方が変わらないのであれば、自分のマインドと働き方を変える一択でした。

私自身は転職歴も複数回あるため、いざとなったら現職を辞めてもよく、再就職先もアテはある上、個人事業を頑張っても良い、という割りとフリーダムな状況にあります。これは私が女親だから、という理由ではないにせよ、雇用の流動性が比較的高い知的財産(特許)関連の職業についているから、という要因が大きいです。

結果、私の働き方を柔軟にすることとしました。

 

「バリキャリを下りる」合理的判断がし易い親はどちらか

我が家の場合は、ある意味、女親である私が「バリキャリを下りる」選択となったのですが、これも主に年収の面から「今はキャリアを下りない方がいい」のが夫(男親)であった、という合理的判断が噛んだ側面もあります。

男女の年齢と就業率の統計データをいくら遡っても、男性にはM字カーブがないです。男性は「雇用し続けられて当たり前」のレールが敷かれているように感じます。転職も何もかも、外的要因でなく内的要因(つまりは自分の判断で)から選択することが出来る、いいなぁその自由。逆を返せば、内的要因、つまりは転職したいというパッションがない限りはレールに乗りっぱなしでいいよ、という見えない圧力です。 

レールを外れるのって怖いですもんね。

話し合いのさなか、「俺が転職できるとは思えない…」と不安な表情を見せた夫にいくら転職の良さを語ったところで、彼を動かす言葉のチカラは発揮できませんでした。

 

「子どもはやっぱりママがいい」の迷言

これにはもう呆れ果てるしかございませんでした割愛。

 

知力体力気力を振り絞ってワンオペ育児

そういった経緯はありつつも、日々子どもは育つわけで、親としては子どもの健やかなる人生こそが願いですから、多くはないリソースを全振りして、知力も体力も気力も振り絞ってワンオペ育児に励むわけです。

が、やりだしてみれば「お買い物?生協やらamazonでいいよ」「今日の夕飯?宅配弁当も結構美味しいし子どももよく食べるよ」「お掃除?ブラーバさんに頼り切りだな〜」と言った風に、うまいこと省力化の方策が見えてくるものでした。

そんな実体験から通販も楽家事家電も活用中。

 

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そしてパートナーがいなくても、なんだかんだと回ってしまう。

 

総括

総じて感ずる、「なんだかんだ出来ちゃう」。

これらなんだかんだの達成感を得るためには家電やサービスへの投資が必要なわけで、それら投資額を稼ぎ出すには賃労働に励むパートナーが必要なわけで、結果、実地レベルではワンオペ育児となるわけですが、家族の総体としては賃労働とケア労働の配分が半々になっている、ということになります。

 

「いなくても平気じゃない?」

そして激務配偶者やフラリーマンが帰ってくるのは、子どもも妻も寝静まり、粗方片付いた家。数時間前は戦場だったのに、なんだかんだ回ってしまうから、「俺がいないほうが、この家はキレイなんでは…?」という状況に陥ります(なおこの台詞は海外出張から戻った夫が実際にこぼした言葉です)。

 

悔しいけれどコレが現実。

知力体力を振り絞って子どもたちと家を整えただけなのに、パートナーには無力感を与えてしまう。いっそ何も出来ない私だったら、彼は違うアクションをしたかもしれません。検証不能ながら、思わざるを得ない。

 

そして冒頭のつぶやきに戻りつつ、

今日も大人一人、子ども二人の夕方を迎えるわけでした。

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2018/06/28追記;ブクマ+コメントありがとうございます!

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