6月頭の朝だけ晴れた日に、予定帝王切開にて元気な女の子を出産いたしました。
*ご報告*
— たかえc(´◡`っ)3*出産祝御礼 (@tk_e) 2018年6月5日
9:59無事に元気な女の子が生まれました
元気な産声で一安心
母体のほうも元気です
お励まし頂きましたみなさまに感謝申し上げます
無事に手術が済んで一安心でしたし、入院に備えてしっかり家族にコミットしてくれた夫にも感謝。長女となった第一子の娘も「びょういん」「しゅじゅつ」「妹ちゃんがうまれる」ということを理解して、年齢以上の弁えぶりを見せてくれました。
思ったことをまとめます。
1. 子どもを育てることができる「大人の」環境とは
今回は長女の保育園生活や実家負担を考えて里帰り無しでの出産となりました。里帰り無しとなると、夫の育児コミットを上げざるを得ません。普段激務の夫にそれが出来るか?心配のタネでもありました。
しかしながら、先日夫の勤め先の福利厚生の概要を見せてもらい、あまりの輝きに白眼をむきました。
彼の勤め先では「有給」の「配偶者出産休業」が2日間認められているのです。しかも半日単位で取得が可能と。私の勤め先では無給ですのでその差は大きいです。
そういったわけで、入院日の午後、手術(出産)当日1日と、退院日の午後に休業取得して諸々の手続きを夫婦で進めることとしました。
夫が休業取得出来なかったら、新生児を抱えて、大きな荷物を一人でゴロゴロと運ばねばならないところでした…市役所も新生児を連れての諸手続きになりそうだったところ、本当に助かった。
そういったわけで、ホワイト企業でないと子供の1人も安心して産めないのではと思い至っております。
取得実績をガンガン積んで、「充実した福利厚生で育児も仕事も充実!」、裏を返せば「プアーな福利厚生だと子ども育てられん!!仕事も無理!!」とアピールしていかねばと思います。
男性の育児休業取得が5 %台になったことを知るにつけ、出産育児に対する男性側・企業側の意識自体も変わってきたと実感するところではありますが、まだまだ昭和型ワークスタイルを継続している意思決定層には、出産育児に対する一般的な理解が浸透していないこととも同時に思います。
家族全員が協力し合い、笑顔で育児し仕事もがんばる、そういった姿を上にも下にも見せていくのが我々後期ロスジェネの役割かも知れません。
2. 麻酔科医常勤の産婦人科の良さと課題
今回の手術では、硬膜外麻酔にかなり助けられました。
長女を生んだ病院では脊椎麻酔のみで帝王切開の半身麻酔を施され、脊椎麻酔が切れると術後熱と後陣痛とで地獄の夜を過ごしました…鎮痛剤の内服でやり過ごせるものではなかったです。痛みに耐えて歯を食いしばり、かなりの体力を消耗しました。それでも翌日離床、自力歩行再開となり、ふらふらヨボヨボと歩いた思い出。
しかし今回は、麻酔科医常勤の病院で、術前に麻酔科医から「脊椎麻酔と硬膜外麻酔の併用でいきたい」とリスクアンドベネフィットの説明を受け、即刻同意書にサインしました。
痛みを和らげる事で体力を温存できるのであれば、産後の回復に体力のリソースを分配できます。迫り来る二児育児のため、へばってはいられません。
結果として硬膜外麻酔は術後も功を奏しました。
痛みを感じたらポチッと薬液注入。傷跡のジンジンくる感じが来たらポチ。尾骨が痛むとポチ。
翌日歩行となりましたが、看護師さんも驚く程度にスタスタ歩けました。
思いますには、麻酔科医常勤の体制作りは今後も重要になります。QOLが格段に違う。
しかしながら麻酔科医も産婦人科医同様に人材不足と聞くにつれ、我々非医療者はどうしたらその体制強化に貢献できるのだろう、と考えるばかりです。こうやってブログに意見表明するのも一つの貢献になれば、と思います。
3. 「小さく産んで大きく育てよ」の幻想を打破
入院荷物にkindleを持ち込みまして、「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法を読み進めています。
写真に映っているのは本著の一説です。*1
産後は目を使うなと言われるところ、まるっと無視して読書をしてはおりますが、どうにも実体験として目が霞みます。文字サイズを大きめにして休み休み読めるレベル。文字サイズを調整しやすいkindle paperwhite は産後の読書にも最適です。
さて紹介書籍から考えたことを。
我が子は3100g台で生まれてきました。新生児室を眺めるに、2500〜2800g台の儚げな新生児たちが同級生。色々の要因はあると思いますが、産後ドゥーラさんに伺った「最近は小さく産まれる子が多い」は本当なんだな、と実感しました。スリムな妊婦さんも多いですものね。。
自分自身が小柄なので、3000g以上の胎児を妊娠するのは相対的にお腹が大きく見え、6−7ヶ月頃から臨月に間違われること多々、どうしたもんかと思っていましたが、どうにも出来ないので(当たり前)、小さく生まれてヒヤヒヤするよりは、大きいお腹を慈しもう、と考えたものでした。
それにしても、出生体重から見えてくる子どもの未来もあるのだな、と本著を読んで考えた次第です。統計学的思考の入門書の入門書的な位置づけの本著は、考え方の癖を統計学に寄せていくのに最適と思いました。
◆ ご紹介の書籍はこちら
さてさて新生児育児及び姉妹育児、頑張ってまいります。
*1:著作権法上の引用明示義務を兼ねます。