ほぼ黒ワンピース生活

ほぼ毎日黒のワンピースを着ています。考えたことなどあれこれと。

保活の話し、田舎の話し

穏やかな日曜の朝、プリキュア見ながら娘とごはんよーとちょっとのスキマ時間にニュースチェックをしておりましたら、www.asahi.com

 

ん???親の???仕事は???どうなるの???

子どもの???保育園後の???教育機会は???どう???なるの???

 ニュース全文読みましたが、日南市はIT企業の誘致に力を入れているとのこと。温暖でご飯も美味しいし、のんびり暮らすにはそらいいところと思います。神武天皇お船出の地とかあって神代の歴史も学べるよかところ。

 

でもでもでもでも、親の仕事は???

IT企業の働き口はあるといってもその他の産業は?我が家、夫製造業(食品会社のプラント製造のなんたらかんたらで製粉機械のなんたらかんたらをしております)の妻知的財産関連(特許事務所でかつては特許技術者をしておりました、只今同一企業内ジョブチェンをしまして特許調査員)でして、会社が関東圏にあってこそ働ける組み合わせです。

夫婦のどちらか、または双方がIT系で日南にもお仕事があるなら(かつ、子どもを認可保育所に預けられないなら)、移住に乗るのもやぶさかでないと思います。結局各家庭の決断であるっていうのはわかります。その前提にあって、我々はこの話しに乗れません。

ああでも地鶏の黒焼きが「明日食べようかな〜」という程度のメニューに成るのは捨てがたい。

 

そしてそして、保育園卒園後の子どもの教育機会は???

私自身も九州佐賀県の生まれ育ちで、大学といえば佐賀大学九州大学という選択肢しかないまま高校生になりました。高校生の進路選択の時点でやりたいことから調べに調べ、母校・東京農工大学農学部を見つけ、必死の思いで志望校を母校にした思い出があります。

そして東京で暮らしてみて驚いた、そこらじゅうに大学キャンパスがある地理。それは埼玉県在住の今も変わりません。どこにでも大学がある環境にあって、それは自然と学びの選択肢が多いということ。

塾の数も桁違いです。民間学童も音楽教室英会話教室も幼児教室も。博物館も美術館も研究機関も。

あまり言うと地方disになりかねないのですが、残念ながら、地方にはこのメリットはありません。

ああでも海沿いを子どもたちと手を繋いで歩き「うみはひろいな、おおきいな」と大きな声で歌ってもいい環境は憧れる。

 

保活難民救済策としての地方移住に求めること

認可保育所に落ちた、さらには東京都なら認証保育所や認可外保育施設も空きがない、ベビーシッターもフルで雇うには金銭的に厳しい、いわゆる保活難民の救済には、認可保育所を増やし認証・認可外保育施設を増やすしか策がないと思うのですが、決定権を持つ層はそうではないと思っているのでしょうか。

土地がない保育士のなり手がいない、これから少子化だから施設を増やしても後々余るといった議論は「保育園義務教育化」(古市憲寿著)他、解決策は多数提案されています。

www.shogakukan.co.jp

というか、こうも「少子化だから〜ない」の議論はますます少子化進めるでしょって素人でも思いますし、現に今保育所に預けられなくて失職を余儀なくされる母親(父親が仕事辞めて育児してもいいのになんで仕事辞めざるを得ないのはお母さんなんでしょうね!!!???という議論もあります)に就労、ひいては納税の機会を与えてくれよと切に願います。

ツイッターハッシュタグで良い議論がありますので併せてご紹介。

#子育て政策おかしくないですか - Twitter Search

#みんなで少子化克服戦略会議 hashtag on Twitter

 

地方移住自体を否定するものではありませんし、むしろ私も仕事の土台を整えてすぐにでも子どもたちを連れて宮崎の夫実家に住みたいくらいです。あったかいしご飯美味しいし育児の手も多くて。ただし、やはり就学年齢になったらまた都会を選びたい。

人はそれをワガママというのでしょうか。

いいえ、そのときどきのベストを考えて、住む場所を含めて選択していくのは人として当然の権利です。

 

あーもー、保活に悩まない世界線に行きたい。